個人年金とは
ショッキングな問題として、連日のようにニュースを賑わせた「消えた年金」問題ですが、最近ではあまり聞かなくなってきました。
ですが、年金問題自体はまだまだ解決とは言い難い状況で、その為に国の年金のシステムに関してかなりシビアな目が向けられています。
そういった背景もあり、年金システムのひとつである個人年金に関しても、比較サイトや公的年金との比較をする記事など、かなり数多くの情報が提供されています。
では、そんな比較的話題に上る事の多い個人年金について、どのようなものなのか見ていきましょう。
個人年金というのは、正式には「国民年金保険」という名称の年金保険です。
年金はいくつかの制度に分かれますが、基本的には「無拠出制年金」と「拠出制年金」に分かれます。
無拠出制年金とは、受給者が掛け金、保険料などを負担しない年金です。
一方、拠出制年金は、受給者が掛け金、保険料を負担する年金です。
簡単にいうと、前者は何も支払わず、一定年齢に達し、尚且つ一定所得を下回る方に対して普及された年金です。
養老年金などが相当します。
一方、後者は近年の年金の主流である年金保険を差します。
先に自分がある程度出資し、その後一定年齢に達した場合、その投資額に応じて給付を受けるというシステムですね。
個人年金も、この年金保険の一種です。
個人年金の場合は、自らが積み立てを行い、年金を受け取るというタイプの年金保険です。
金融商品のひとつで、民間の保険会社も取り扱っています。
個人年金はどこで加入できるか
個人年金というと比較的年金というイメージが強いので、どういった機関に申し込んで加入手続きを行うのか、いまひとつピンとこない方も多いかと思います。
実際、個人年金というものが一般的に広まったのは比較的最近の事なので、まだ個人年金自体、他の金融商品と比較して、そこまでメジャーではなかったというのもあります。
では、個人年金は一体どういったところで加入できるのでしょう。
簡単に言えば、保険会社です。
個人年金とはいえ、基本的には保険なので、保険を取り扱っている会社の多くが、個人年金を取り扱っています。
例を挙げると、アフラックや東京海上日動などの民間保険会社などが取り扱っています。
生命保険とかなり近い性質があるので、生命保険会社で取り扱われているケースが多いですね。
また、民間生命保険会社の他にも、民間損害保険会社が取り扱っている事もあります。
そして保険という事で、郵便局や全労災、あるいはJAなども個人年金を取り扱っています。
中でも郵便局の個人年金保険は人気が高いです。
信頼度という点においては郵便局が一番のようですね。
それは郵政民営化が実現した今でも同じです。
この他、証券会社や銀行、信託銀行といった機関も個人年人を取り扱っています。
こういった機関の場合、年金という考えより、投資的な意味合いの方が強いようです。
年金自体投資と同じ意味合いのものなのですが、国が管理するという事で、どうしてもギャンブル的要素とはイメージが合致しないというのが、ほとんどの人の見解かと思います。
しかし、実際には今の時代、年金であってもそういった要素を持っているのです。
個人年金が向いている人
年金に対して不安を抱いている方の多くは、個人年金というものに少なからず関心を持っているかと思います。
公的年金というのは、満額でもそこまで多く支給されるものではありません。
その割に、どんどん物価は上昇しています。
そういう意味では、個人年金が今後果たす役割は比較的増してくると言えるでしょう。
では、具体的にはどういった人達が今後個人年金をより必要としていくのでしょう。
個人年金が向いている人について見ていきましょう。
比較的、個人年金が向いている方というのは、現在ある程度収入がある方です。
今の収入で多少ゆとりがある方は、老後の生活の為の貯蓄として個人年金を考えて良いかと思います。
同時に、息子や娘がいる場合、その子供達が大学まで卒業しているという家庭にもお勧めです。
ある程度教育費の支払いが落ち着いたところで、今度は自分達の老後について貯蓄するという考えですね。
また、管理職の方にもお勧めです。
給料が高く余力があるというだけでなく、退職まで問題なく勤められる立場にいるということから、保険料の支払いに対して計算ができるという意味では、個人年金に向いていると言えるでしょう。
個人年金は、非常に高額の保険と考えて構わないと思います。
そのため、財力的に余裕のある状態でないと、支払い能力が足りずに火の車となってしまう可能性もあるのです。
老後の生活も重要ですが、そこに辿り着く前に力尽きる事がないよう、計画をしっかり立てておくことも比較的必要です。